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「内臓下垂」のセルフチェック

内臓が下垂して体に負担がかかると、圧痛として反応が出る箇所があります。その圧痛の有無を調べることで、内臓下垂を確認することができます。

内臓下垂とは

内臓が本来あるべき位置より下にさがってしまうことです。
内臓が下がると、内臓同士がつぶし合うような状態になってしまいます。内臓だけでなくその周りの筋肉や軟部組織なども圧迫され、血流やリンパの滞りの原因になります。

内臓下垂になる原因

高齢:腹筋の弱化により内臓が下垂し、前かがみ姿勢
肥満:内臓に脂肪がつくことで下垂
経産婦:腹筋の弱化や骨盤の拡がり等で内臓下垂しやすい状態
下腹部の手術:腹部切開による腹筋の弱化や内臓の癒着のため
猫背姿勢:猫背になると胸郭(肋骨で囲まれた範囲)がせまくなり内臓が圧迫され、腹筋弱化の原因になる等が挙げられます。
内臓が下垂することで身体の前方に重心が傾き、前後左右のバランスが崩れます。

内臓下垂のセルフチェック方法

鎖骨下縁の圧痛・・・内臓下垂により下方にひっぱられる
ソケイ部の圧痛・・・内臓下垂によりソケイ部あたりで圧迫される
手の四本の指先で軽く押さえる。圧痛があれば内臓下垂があり、圧痛がなければ正常です。
※反応点の精度は100%ではありません、別の病が潜んでいる場合があります。安静状態で痛みのある場合、腫れがあったり熱を帯びている時は医療機関への受診をお勧めいたします。

内臓下垂が原因の症状に対する施術

内臓下垂を改善する代表的なツボに「帯脈」(たいみゃく)というツボがあります。
体の真横で、へその高さと同じ水平線上にあります。
この「帯脈」(たいみゃく)を両側使います。1分間ほど両側の手の四指を使い、痛みがない程度で押し回していきます。
その後でセルフチェックで確認した鎖骨下縁やソケイ部の圧痛を再度確認、痛みが軽くなっていたり、なくなっていれば、内臓下垂が改善している目安となります。
その結果、内臓下垂が原因で起きている症状、首痛、手が挙がらない、腰痛などの改善につながります。
※症状の改善度には個人差があります。
鎖骨下縁とソケイ部
「帯脈」(たいみゃく)というツボ
「帯脈」(たいみゃく)を両手で押す