瘀血の反応が出る部分に圧痛があるかどうかで、瘀血の有無を調べていきます。瘀血とは血液として、もはや生理的な働きをしない、滞った血液を指します。瘀血の発生原因は、 ● 産後の悪露:産後の不要な血液が排泄しきれていない。 ● 生理不順:月経血の排泄が妨げられる。 ● 精神的ストレス:血管運動神経系の失調を起すため、血流が悪くなる。 ● 打撲などの内出血 ● 高熱などによる溶血 等が挙げられます。 瘀血があると抗菌力を失うため細菌などの繁殖を容易にし、この状態が続くと瘀血が全身に循環し各種の臓器や組織に沈着することで、体各部に疾病を誘発します。 全身に影響を及ぼす慢性病や、多くの失病のバックグラウンドとなっています。 瘀血による症状腰痛、背部痛、動脈硬化、喘息、湿疹、生理不順、更年期うつ病など多数存在します。 |
瘀血のセルフチェック方法へそから指三本分左の所からさらに指三本分下の所の圧痛、「大巨」(だいこ)というツボ・・・腹部の瘀血(汚れた血液)頭の頂点周辺の圧痛・・・頭の瘀血 人差し指と中指を重ね、その先端で軽く押さえます。押さえた時の痛みが強いようであれば瘀血の影響が強く出ていると判断します。圧痛があれば瘀血があり、圧痛がなければ正常です。 |
※反応点の精度は100%ではありません、別の病が潜んでいる場合があります。押さえていない状態で痛みのある場合や、異常なぐらいに強い痛みなどがありましたら。医療機関への受診をお勧めいたします。
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瘀血が原因の症状に対する施術瘀血を改善する代表的なツボに「中封」(ちゅうほう)というツボがあります。このツボは左だけの使用です。 足の内くるぶしの骨から親指1本分前寄りの所。足首を内側に曲げるとくぼみができる部分です。 この「中封」(ちゅうほう)を左側だけを使用します。1~2分間ほど膝の方に向けて軽く押さえ、その後でセルフチェクで確認した「大巨」(だいこ)や頭の頂点の圧痛を改めて確認、痛みが軽くなっていれば、瘀血が改善している目安となります。 その結果、瘀血が原因で起きている症状、背部痛、喘息、湿疹、生理不順など多数の症状の軽減につながります。 ※症状の改善度には個人差があります。 |